**軽々ジャンプ3.**

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自分で俺の誕生日はペアのコレにして、ってリクエストしてきたからそうした。 金属を身につけちゃいけないスポーツを瞬は日常してるから、失くしちゃうんじゃないかなー、と思ってたけど、よくもってるよ。 「今日は夏林の手料理?」 ふざけてあたしを覗き込みながら瞬が言う。 「う……うん。一応……」 瞬が1人暮らしだから、お弁当のおかずっぽいものじゃなくて、ちゃんとした料理作らなくっちゃって、一応、献立考えてママと特訓した。 その時点でもうママには完璧バレてる。 仙台に来る直前、合宿で運転免許を取った瞬の、中古の車で彼の住んでる町まで行く。
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