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もう身動きとれないほど、これでもかってくらい、あたしは瞬にしがみついてただけだったらしい。
それでも恥ずかしいもんは恥ずかしいもん。
実は……すごく男っぽくて色っぽくて…昨日の瞬はやばすぎた。
……ダメだ。
こんなこと思うのはあたしが変態だからだ。
自分を変態だと思うほど瞬を素敵だと思ったのに…。
「黄金の右手が泣くぜ」
ローテーブルに突っ伏したままのあたしは横向いて呟いた。
「こんなこと言うヤツのどこが素敵だよ……どこが爽やかだよ……」
「ぎゃっ!! いってーよっ。お前らっ!!」
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