3799人が本棚に入れています
本棚に追加
/426ページ
あたしは瞬の雄たけびで身体をおこした。
薄いTシャツだけ着た瞬の両肩にインコのイクラとトロがとまってた。
理解できないこのネーミング。
ちなみに瞬の金魚の金太郎もうちの金魚の銀太郎も名付け親は瞬だ。
「す……すいません……」
なんかあたしがしがみついてたせいで、肩の後ろ側は引っかき傷がすごいらしい。
「いいよ俺より夏林―…」
「わーわーわー!!言わないでよ恥ずかしいからっ!!!!!」
あたしの剣幕にちょっと瞬はぎょっとしたみたいで、それから、ふぅっと息を吐いた。
気分を変えるように声のトーンをあげた。
最初のコメントを投稿しよう!