**きらきら金魚1.**

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「夏林の部屋に入れとけばいいと思ったんでしょ? もうみんなそろって夏林をアテにするのねー。いいお姉ちゃんだわ」 「人をいいように使うな!」 「夏林、今日はお弁当、作るの?」 「ああ、うん。作る。あれっ?もうこんな時間なんだ? ママ、手伝ってる時間ある?」 「あるある! ほら見て夏林、こんな可愛いブタさんケチャップ要れ、見つけたから買ってみたの。こっちの青いのが三浦くんでこっちの赤いのが夏林」 「………ありがとう」 日に日に派手になっていく三浦くんのお弁当。あんまり派手だと、目立つと思うんだよね。
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