魔法学校

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ロイとティアは教室にいた。 しかし一緒という訳ではなく、2人とも離れて座っているようだ。 時間を遡ること30分前。 ロイとティアは校門の前にいた。 「…お母さんはあぁ言ってたけど、あたしはあんたなんかと仲良くする気なんてないから。 精々いじめられないように頑張りなさいよ」 ティアは前を向いたままそう言うとロイの言葉も待たずに1人校舎の方へと歩いていってしまった。 「まぁ…しょうがないな」 ロイはティアの態度に慣れたのかなにも訴えず校舎の中へと消えるティアを見送る。 「しかし…アシュガルド魔法学校か…デカすぎないか?」 ロイは学校のあまりの大きさにただ呆然と立ち尽くしていた。
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