prologe

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「ティア?あなたもロイちゃんも同じ私の大切な子供よ? それに私はロイちゃんが落ちこぼれとは思わないわ。 人の魔力の成長は人それぞれでしょ? 私はあなた達2人に仲良くやってほしいのよ。だから校長にお願いして同じクラスにしてもらったのよ。 だからティア?学校でロイちゃんをお願いね? あとは私ロイちゃんに話があるから少し部屋に戻っててちょうだい」 アリスの言葉にティアは納得していないようだが、封筒を乱暴に手にすると2階に上がって行った。 ティアが部屋に戻ったのを音で確認するとロイはため息混じりに話し始めた。 「義母さん…俺は今さら学校で学ぶことなんてないし、第一校長になんて言ってSランクにしてもらったんだよ」 その言葉にアリスはふふっと笑う。
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