崩れた日常

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昼、俺と影斗は屋上で昼食をとっていた。 影斗「にしても最近やたらと物騒じゃねぇか?」 彼方「なんだいきなり?」 影斗「ニュースとか見てねぇのか、最近至るところで人が殺されてるみたいじゃん?」 確かにそうらしい、俺らが住む此処"茅野宮市"は前までは何も変わらない平和な街だった。 しかしここ最近はやたらと人殺しやらが多く、しかも犯人は未だ見つかってはいない。 初めは関係無いと思っていたが犯人は無差別に人を殺めている。 関係無いとは言えなくなってるところまできてしまっているわけだ。 彼方「あぁ、俺らも気を付けないとな」 影斗「お前はまだ大丈夫だろ」 彼方「うん? なんで?」 影斗「お前、護身術習ってんだからさ」 そうだ、俺は二つの護身術を習っている いや、習っていた…だな いまはもうやめている。 元々は姉さんを守りたいと言う理由で始めたのだが、姉さんも今や合気道をやっていて必要は無くなってしまった。
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