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?「はぁはァはァ…………夢…?」
天井を見ながら手で片目を押さえる、そこで気付いた。
かなりの寝汗をかいていたようだ、この分だと結構魘(うな)されていたに違いないな。
上半身を起き上がらせると部屋の外から騒がしい足音が聴こえてきた。
バンッ
勢いよく開いたその扉はもう壊れるんじゃないかと思った。
?「かなちゃんどうしたの!?」
?「おはよう姉さん…」
俺の姉さんだった、かなり慌てた表情で心配してくれてる。
?「おはようじゃないわよ、どうしたの 恐い夢でも見たの!?」
本当に心配そうな表情だ、大袈裟だと思う
まぁ恐い夢ではあったけどただの夢だしな。
ーー……あれ?
?「俺……何の夢見てたっけ…?」
解らない、なんかかなり恐い経験をした夢だった筈だ
なのにもう忘れてる、見た夢はすぐ忘れることは人によってよくある。
まぁ忘れる位だから大した夢じゃなかったんだろう。
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