日常

4/8
前へ
/484ページ
次へ
本人は名前を嫌がっていた時期があった、反抗期みたいなものかな。 だが、俺が良い名前だと言ってからは大変気に入ってるみたいだ。 まぁ若干ブラコンぽいからなこの人、朝の慌てようから見れば解るだろう。 彼方「ワリ、ネクタイがちょっとね」 やっぱりこういうのは慣れない、中学の時は学ランだったから良かったが高校はブレザー だからネクタイ着用になったわけだ。 希望「あ~もうほら、曲がってる」 徐(おもむろ)に立ち上がると俺のネクタイを直してくれた。 希望「はいオッケー」 彼方「ん、ありがとう」 希望「お礼は愛で示しなさい」 俺達は姉弟だっての、と言いたいが姉さんはすぐに椅子に座る 俺もこれ以上は待たすのも悪いからと座る。 希望「で、どう。うちの学校?」 学校、正確の名前は"私立 若葉瀬高等学校"で通称"若葉高" 俺と姉さんが通う学校だ。 彼方「まだ昨日入学したばっかりだよ? そんなすぐに感想は言えないよ」
/484ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加