背中(中編)

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最初は向かい合っていた。キチンと私は腰掛けていた。 しかし 何というか…長岡の真剣な目が私の胸を落ち着かせない。 次第に胸の音は大きく早くなっていく。 私は堪らなくなって長岡に頼んだ。 『ごめん。外が見たいから後ろ向きになっていいかな?』 長岡は笑顔で「いいですよ。」と答えた。 例え 一時的であっても好きだった長岡を直視出来ない。 仕事は出来ても 恋愛は全くダメな私。 .
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