例えば……

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頷く、信じるとか、信じないという問答より、無理矢理、ねじ伏せられ、信じるしかなくなったけれど、驚きより納得の方が大きかった、死人のような肌も、傷跡もインパクトが強すぎて、納得するしかなかった。 「って、訊さん、いつまで、私のお腹見てるんですか、えっちぃです、お年頃なんでしょうけど、もう!!」 プンプンと、擬音混じりに怒る、ミィ。 「いや、見せたのミィじゃん、見せてなんていってないぞ!?」 「むしろ、おいおい、お嬢さん、はしたないぜ? 早くしまうんだ、思わず舐めたくなるじゃかいかって、言ってくれたっていいじゃないですか!!」 この、エロゾンビは何を、言ってるのだろう、前半はいい、後半の舐めてなんて、あの状況で言えなんて、変態じゃね、なんて言わない。 「あれ? 訊さん? どうしたんです? 可哀想な人を、見る目ですけど、あの」 「大丈夫、ミィ、世の中、変態で溢れてる、俺もお姉さんのおへそは大好きさ、うん」 ただし、眺めるだけ、鑑賞するのがいいのだ、舐めちゃダメだ。
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