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「…………」
ミィは、微妙な面もちで、俺を見つめていた、表情から何と言おうかなと無言の意思表示が伝わってくるようだった。
「訊さん、いいことありますから、はい、ちなみに、私、十四才なので、訊さんより、年下なんです、お姉さんになれません、ごめんなさい」
その割には、出てる所は出てるし、締まってる部分は締まって、身長も高いから年上かと思っていたなんて言わないでおこうと内心で誓った。
「でも、訊さんのこと、その……お兄ちゃんって呼んでもいいですか?」
腰を、もじもじさせつつ、妙な要求をしてくる、エロゾンビことミィ、身体が動いたらデコピンをお見舞いしてやりたいが、これも、ミィなりのコミュニケーションなら、好感がわくかもかもしれないが、それは、それ、これはこれだ。
「いや、お兄ちゃんはないだろ、エロゾンビ」
「エロゾンビ!? 訊さん酷い!! 私、エロくないです、ちょっと興味あるだけです、お兄ちゃんって呼ばせてください」
「嫌だ」
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