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レント「っ!?」
サタン「お前なら薄々わかってはずだぜ?」
話を聞くだけの俺に淡々と話し続けるサタン。
サタン「常に二人の、勇者にまでなったやつらが近くにいて、神に殺され転生をさせられ、複雑な運命に飲み込まれ、こうして俺という最後の敵までが用意されている。」
レント「はは…そう…まるで何かの物語…」
サタン「そして、紛れもなくお前は物語の主人公。」
レント「っつ!」
つーっと口元を赤い雫が伝う。
レント「それが…なんだっ!」
震える声に力を込める。
サタン「お前は主人公。じゃあ…
お前の写し身の俺はなんだ?」
レント「あぁ…そうか…
おまえも…」
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