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~side セト~
セト「あ…」
アロン「また主の感じが変わったな。」
ルーン「劇的というかまるで別人のようですね。」
そしてなにより、消え入りそうだった感じが消えた。
セト「勝ったのね。」
アロン「あぁ。」
一安心。三人ともそんな顔をしている。
ルーン「行きますか?マスターのところへ。」
セト「な、なんで私に聞くのよ?」
ルーン「そういう顔してますから。」
にこにことそれでいて意地悪な顔をしてルーンが私に言う。
フレアス「ねぇねぇアンちゃん。」
アロン「ん?なんだフレアス。」
フレアス「レンちゃん、勝ったの?」
アロン「よくわかったな。」
セト「ど、どうしてレントが戦ってるって知ってるの?」
ルーン「あ、話を逸らしましたね。」
気にしない。ルーンが何か言ってるけど絶対に気にしない。
フレアス「んー、そんな感じがした!」
フローネ「フローネも感じたの!」
いくら勘がよくてもここまでいくものなのだろうか。
ルーン「勘がいい、で済むことじゃないですよね?」
アロン「何か理由があるのだろう。」
セト「何かってなによ。」
アロン「それを知っていたらこうやって首を傾げることはしないだろ。」
まぁ、そうね。
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