とりあえず、決着つきました

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~side レント~ レント「しつこいなぁもう!」 ねちっこく出現する扉。 あちこち飛び回って避けまくったおかげで、そこら中扉だらけ。 レント「扉破壊できんし。」 全力で殴りましたがさっぱり傷がつきませんでした。 レント「む!?」 ガチャガチャガチャッ!!!! 一気に俺の周りに扉が出現する。 レント「囲まれた…」 ご丁寧に上下左右前後びっちり。 レント「…この中に攻撃をぶち込んだらどうなるだろうか。」 思いついたらやってみよう。 レント「《ショックエクスプロージョン》」 野球ボール位の火の玉。 それを扉の中に思い切り投げ込む。 向こう側は俺の行動に気付いたらしく、慌てて扉を閉めたが、残念ながら魔法は扉の中に消えていった。 と同時に扉も消えた。 レント「効果覿面だな。」 とりあえず現状の扉包囲網を抜け出す。 レント「で、何しようとしてたんだっけ。」 すっかり忘れてしまったよ。 レント「あぁ、帰るんだっけ。」 となれば今度こそ帰ろう。 余談ではあるが、先ほどのショックエクスプロージョン。 一定距離を移動するか、一定以上の衝撃が加わると、あれを中心に周囲半径一キロを炎が包む。 きっちり半径一キロの球体を作って、その外には炎も熱も漏れないからとっても便利な魔法。
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