旅立ち

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・・・ 俺は子供のころはどこか遠くの山奥に住んでいたらしいが 今別れを告げた王国に来てからは、ずっとそこにいた だから外の事など全く分からない とりあえず今、言えることは一つ カルノ「俺、体力とか無さ過ぎじゃね?」 スバル「貴様、それは今言うべき事か?!」 ロイ「みんな!集中して!」 そう、初戦闘だ 相手達は雑魚のようだが、俺にとっちゃあラスボスみたいに強い ???「痛いよ…」 カルノ「?」 ???「うぅ…痛い、やめてよ…」 今の相手のはずのスライムが俺を見ていた え、俺、こいつの声が聞こえたのか? カルノ「お前、今、喋ったのか?」 スライム「…!! あなたは、僕の声が聞こえるの?」 カルノ「お、おう…」 スライム「僕、何もしないよ?だから、痛くしないで…」 カルノ「分かった」 スバル「おい、カルノ、貴様は誰と喋っているのだ?」 カルノ「え?スライム?」 スバル「貴様は阿呆か!こいつが喋るわけがないだろう」 スライム「普通の人間には僕達の声は聞こえないはずなんだ…」 カルノ「え?なんで俺、聞こえてるんだ?」 スバル「おい、一人芝居も大概にしろ」 なんで俺にはこいつの声が分かる…? ロイ「スバル、違うよ、勇者さまだから聞こえるんだよ」 スバル「なっ…」 カルノ「なんで勇者だと聞こえるんだ?」 ロイ「…この子は攻撃しない子?」 スライム「しないよ!!」 スライムがぴょんぴょん跳ねる カルノ「しないってよ」 ロイ「そっか、じゃあ落ち着けるところまで行ってから話すね 君も来る?」 スライム「うん!楽しそうだから行く!」 スライム か” なかまになった!
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