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俺たちは一番近くの木陰に行った
ここなら、人は近づかないだろう。うん
カルノ「んで、勇者様だからーっていうの、なに?なんで俺、コイツと喋れんの?」
ロイ「んーとね、僕もあんまり詳しく知ってるってわけじゃないんだけど
前にお父様から聞いたことがあるんだ
勇者には魔物の声がわかるんだって!
あと、僕たちじゃ唱えても効果が出ないような難しい魔法も使えるんだって!」
カルノ「え…」
スバル「今のままでは到底無理ですがね」
スライム「だから僕とも喋れるんだよー!!」
ぴょんぴょん跳ねるスライムを犬か猫のようにロイはなでた
ロイ「この子、可愛いね!良かったら、僕たちと一緒に旅…する?」
スライム「するー!」
カルノ「するってよ?」
ロイ「わーい!!じゃあ、これから宜しくね!」
スライム「うんー!ボク、頑張るね!!」
カルノ「頑張るってさ」
スバル「おい、貴様…貴様は機械を作れるか」
カルノ「ふぇい?」
スバル「…だから…、毎回貴様を通して会話していては、リズムが悪いだろう
第一、貴様がいなくなったらどうする」
カルノ「…それもそうだな…」
ロイ「…うーん……あ!そうだ!僕、いいもの持ってるよ!」
カルノ「ん?なんだ?」
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