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「・・・ぃ!」
「おい、起きろって!!」
カルノ「…え?」
「こんなとこで寝てんじゃねーよ、汚い」
カルノ「…」
そこを追い出された俺はトボトボと歩き出す
どうすっかな…
行く宛ても無い
カルノ「ん?んだこれ」
壁に貼ってあるのは
【魔王倒す勇者求む!】
…勇者って、誰でもなれるんだなw
あ、でも下のほうには
【王様に勇者と認められたものには、武具一式&40000アフェ支給!】
とも、書いてある
…40000アフェあれば普通に生活が出来る
王宮、行ってみっかな…
・・・
さて、ここまで来たはいいものの
王宮前にはぞろぞろと蟻のような人ごみが並んでいる
中には俺のような浮浪者もいる
…やっぱ、みんな考える事は同じか
しかもこの国以外からも来てるみたいだし
ん?割とスムーズに人の群れは動いているようだ
倍率たかそーだな、おい
・・・
とりあえず並んでみた
王兵に並ぶのを止められるかと思ったが、そうでもなかった
彼らは喧嘩などが起きない限りあくまでいるだけの存在のようだ
それだけ勇者を広範囲で探しているのか…
ま、どうせ俺なんか勇者じゃないんだろうけどなw
ものはためしだ
・・・
一方王宮内では
・・・
勇者立候補者1「はい!自分は…」
王様「だめだ」
立候補者が何か言う前にすでに判断を下していた
トボトボと帰る立候補者の姿を見て
王「どうしてまだ勇者は来ない…!
早くしないと…」
王はせわしなく室内をうろうろする
王「次の者!早く入れ!!」
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