8人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
次の次が俺の番になった
途端に
―「パンパンッ」
王様の部屋から銃声が聞こえてきた
ん?これってちょっとヤバイんじゃねー?
俺の周囲はざわつきだす
王兵「静かにしろ!」
慌てた様子で王室前で見張っていた兵士が中に入っていった
…何があったんだ?
様子を見に行ってみるか
・・・
王「…フ…ハァッ…わしは…まだ、死ぬわけには…」
二発の銃声は正確に王を貫いていたようで
中に入った俺は後悔しかなかった
俺に続いて王室に入った輩も、そんな感じだった
そんな中、虚ろな眼をした王と俺の目があってしまった
瞬間、王の意識がハッキリとして
王「…ハッ…勇者はもう少しだった、のか…ハハハ…
神は、わしの今までの悪行をここで…返すのか…
お主、名前は…?」
か細い擦れた声で俺に聞く
カルノ「俺は、カルノだ
んなことより、しゃべんなくていいから!」
王「そう…か、カルノ、お主は勇者だ!
いいな?魔王を…倒してくれ
それと…」
「息子を頼んだ」
そう言って息を引き取った
最初のコメントを投稿しよう!