出会い

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ロイ「おい!失礼だぞスバル!」 スバルと呼ばれた奴は見るからに俺を蔑んでいた スバル「ロイ様、よろしいですか?魔王を倒す旅に必要なのは 俺だけで平気です」 ロイ「でも、それじゃ危険だからってお父様が…」 スバル「…貴様、確かカルノといったな」 カルノ「あ?…おう」 スバル「貴様、得意なのは?」 カルノ「えーっと、歌と…絵?」 スバル「ロイ様、所詮この程度の輩でs」 ロイ「えっ!!すごい!!僕、全然歌も絵もだめだから!    やっぱりさ、カルノさんも行こうよ!ね?」 ここまで言われたら…行かないといけない気すらしてくる そしてなにより、このスバルってやつが気に食わん よし、行こう カルノ「あの、俺でよければ行かせて下さい」 ロイ「本当っ?!」 スバル「しかし!ロイ様…!」 ロイ「わーい!!これで安心だねー!ね、スバル?」 わー、この子すごい純真無垢だなー スバルって奴からはすごい睨まれてる的な視線を送られてるわけだけど ・・・ ロイ「じゃあ、今夜はここで寝てね! 明日、この国を出るからゆっくり休んでね!」 んー…なんだこれ どうしてこうなったんだ? …あー眠れねえし 結局、朝方までゴロゴロしてた ・・・ ロイ「おっはよー!!…あれ?起きてたの?    寝てないとか?」 カルノ「んー…ちょっと、さすがに昨日の今日じゃ順応しきれなくて…」 ロイ「そっか…そうだよね…やっぱり、行くのやめる?」 寂しげな表情でそう聞いてくる カルノ「んにゃ、行くよ 男は一度言った事曲げちゃダメだろ!な?」 そう言って笑いかける ロイ「そっか…うん、ありがと、カルノさん」 ・・・
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