出会い

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・・・ ロイが朝起こしに来てから、メイドが来て ガチャガチャと俺に武具を着けた …うげ、なにこれ、重すぎだろ メイド「これで、終わりです、もう少ししたら食事の準備が整うので 大広間に来てください」 言い終えてメイドは部屋から出て行った …にしても、この装備はないだろ 俺、普通に護身術ぐらいはあるけど この装備だとしたら重すぎて何にも対応できなそうだな あー、ちょっとだけはずしてようかな そう思ってとりあえず兜を外そうと手をかけた ???「あーそうやってはずしちゃうんですかー、へー     言っちゃいますよ?ロイ様にー」 このいちいち癪に障る事をいう奴は… 振り返った俺は、考えが的中した事にうんざりした そこにいたのはスバルだった スバル「あ、なんですかその表情、やっぱりムカつきますねあなた」 カルノ「なんだよ、いちゃもん付けにわざわざ来たのか?」 スバル「ち、違いますよ!…あなた、王国の隅にでもいた     浮浪者でしょう?     どうせ40000アフェ目当ての」 顔が熱くなった そうか、ばれていたのか スバルは俺の表情から何かを悟ったのか スバル「まぁ、そうでしょうね     …今立ち去れば20000アフェくらいはあげましょう     どうします?」 カルノ「いらない」 スバル「そうですよね、立ち去りますよね…え?」 カルノ「俺は魔王を倒す事にした」 スバル「え、だって、あなたに何ができるんです?」 カルノ「いや、なんもできないけど?」 スバル「…」 カルノ「だって、俺、王様に死に際に頼まれちゃったわけだし」 スバル「…仕方ないですね、ロイ様も王もあなたをパーティに入れたいようですし     あなたが魔王退治についてくる事を認めましょう     …ですが!いいですか、私はあなた自身のことは認めていませんからね!!     そこのところ勘違いしないで下さいね!」 言い終え、部屋を走り去っていった
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