魔法の話

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ある日、僕は道を這っていた。 すると、この前のあみを持った男がやってきた。今度は何人かいるぞ。 『もう、これ以上は危ないだろう。さっさと捕まえよう』 そう言って、皆一斉に僕に網を覆い被せてきた。 僕は可憐にそれをよけてやった。 僕は逃げている。あ、これって人間たちがやっていた“鬼ごっこ”ってやつなのか? 逃げるだけじゃつまらないな…僕も追いかけよう! 僕が男たちを追いかけると、皆一斉に逃げていしまった。 僕は途端に寂しくなった。 なんで行っちゃうの?
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