☆5月☆

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真っ暗な闇の中に白い煙が漂う あたしも、それにつられてタバコに火を点けた 「その、あっまいタバコまだ吸ってんの?」 「甘…いいじゃない、別に…。蒼生には関係ないでしょ」 「俺の吸う?」 言い終えるか言い終えないかぐらいで、タバコを口に押し込まれる 12ミリ……… 大丈夫…だよね…別に… スーッと息を吸い込むと、目頭の辺りにズキッと痛みが走り、頭の芯がクラっとした 「うっ…。げほっ、げほっ―――うーっ―――無理ぃ~」 タバコを突き返す 息をすると鼻がジンとして、涙が出てくる 「お子ちゃまですねぇ~」 「ほっといてよ」 プイと横を向くと、頭をガシガシと乱暴に撫でられた ……… あたし、年上だっての… アンタにお子様呼ばわりされる筋合いなんてないんだから 「これさ」 「ん?」 「間接キスじゃない?」 は…?
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