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「今、何されてるんですか?」
「中島くんが担当する、マンションのオーナーさん達の資料作り」
「へえ」
そう言ってあたしのすぐ真横に椅子をつけ、手元を覗き込む
近いッ!
「中島くん?」
「はい?」
すぐ目の前に中島くんの顔
立ってた時はあんなに身長差があったのに、座ってみればそこまで見上げなくても顔が見える
…ってことは、足が長いってことよね…
顔はというと、健康的な小麦色、パッチリ大きな二重、スッとした鼻筋、薄い唇
確かに、所長がカッコいいって言っただけはあるな
「何ですか?」
距離を詰め、あたしの顔を覗き込む
だから、近いって!!!
心の中で叫んだ
「あのさ…。ちょ~っと…近くない?」
出来るだけ笑顔で伝えてみる
「そうですか?」
笑顔で返された
この子、自覚ないの?
ハッキリ言わないとダメなのかな
「あのね、悪いけどもうちょっと離れてくれる?」
あたしの言葉に目つきが変わった
え…?
でもそれは一瞬のことで、またすぐにさっきまでの笑顔
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