☆4月☆

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□■□■ 「遅くなってゴメンね?」 「仕方ないよ。今、忙しい時期なんだろ?」 晩ご飯を食べ終え、後片付けを始める 今日は拓実の部屋でまったり ご飯を作って待っててくれた優しい拓実 ホント…中島くんとは大違い そこで、ふと何で中島くんが出てきたのか自問自答する あ~、もう辞めッ! せっかく久し振りに拓実と会えたのに、あんな子のことで気分を台無しにしたくない 食べ終えた食器を、流し台に並べた 「真凛」 食器を洗おうとスポンジを持った瞬間、後ろから拓実に抱き締められる 振り返ると、唇を塞がれた 「ん…っ」 甘い声が漏れ、その自分の声に興奮する 「た…くみ…」 スポンジを離すと、お姫様抱っこでベッドに連れて行かれた 「拓実…。電気―――」 4年も一緒に居るのに、肌をさらけ出すのは未だに恥ずかしくて、いつも電気を消してもらっている でも、拓実のことが好きで好きでどうしようもなくて…つい求めてしまうあたし
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