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「遅くなってゴメンね?」
「仕方ないよ。今、忙しい時期なんだろ?」
晩ご飯を食べ終え、後片付けを始める
今日は拓実の部屋でまったり
ご飯を作って待っててくれた優しい拓実
ホント…中島くんとは大違い
そこで、ふと何で中島くんが出てきたのか自問自答する
あ~、もう辞めッ!
せっかく久し振りに拓実と会えたのに、あんな子のことで気分を台無しにしたくない
食べ終えた食器を、流し台に並べた
「真凛」
食器を洗おうとスポンジを持った瞬間、後ろから拓実に抱き締められる
振り返ると、唇を塞がれた
「ん…っ」
甘い声が漏れ、その自分の声に興奮する
「た…くみ…」
スポンジを離すと、お姫様抱っこでベッドに連れて行かれた
「拓実…。電気―――」
4年も一緒に居るのに、肌をさらけ出すのは未だに恥ずかしくて、いつも電気を消してもらっている
でも、拓実のことが好きで好きでどうしようもなくて…つい求めてしまうあたし
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