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「今日さ、支社から中島って人が来たよ」
拓実に抱き締められ、抱き枕と化した状態のまま会話を続ける
「中島?」
「うん。男の子。所長が言うには25歳の子なんだけど…」
「う~ん…」
一生懸命思い出そうとする拓実の声と、規則正しい心臓の音が、抱き締められた体全体に伝わってくる
―――幸せ―
「どんなヤツだっけ?」
「結構イケメンだったよ。背も高かったし」
「ふ~ん」
…?
「よく観察してるんだね」
「え?」
一瞬、何を言われてるのか理解できなかった
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