☆4月☆

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「忙しそうにしてても、男はちゃんとチェックするんだ?」 「え…。だって、仕事で係わるから…。そんな―」 抱き締められているから、自由なんてものはない 上から押さえつけられ、また体中にキスをされる 「―――っ。ふ………やぁっ」 冷静さを保っていた体が、また火照りだす 「中島って…思い出した」 ボーッとする頭で聞いたけど、その内容は快楽の波に飲み込まれ、あたしの耳には届かなかった □■□■ 「おはよ~ございま~す」 事務所に入ると、手前側が営業さん達で奥の方が事務担当 右手には所長の机 所長を含めた営業さん達は、朝が早い 「おはよ~ございま~す」 「おはよう」 営業さん達の返事が返ってくる そんな中 「おはようございます」 にっこりと微笑んで挨拶を返した中島くん 「西山さ~ん。昨日のヤツで教えてほしいところあるんですけど。後でいいんで、時間作ってくれます?」 は? 他の人に聞けばいいじゃん あたしは資料作っただけだから、何も知らないもん
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