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「いいですよね?」
口調も優しくてにっこり微笑んでいるけど、有無を言わせないようなオーラを纏っている
「…あたしに…分かることであれば…」
そう言うと、やっとほわんとした表情に戻った
営業時間が始まり、中島くんが用事で事務の方に来るたびに衣笠ちゃんが声を掛ける
「中島さんって、彼女居るんですか?」
「居ないよ」
「ホントですか~?だって、すっごくモテそうなのに」
「ん~。モテたとしても、好きな人と両想いにならなきゃ意味ないでしょ?」
だの
「中島さん、好きな人居るんですか!?」
「今は募集中」
「え~っ。じゃあ、私立候補しようかな~」
だの
「今度一緒に、ご飯行きません?」
「皆でなら考えとく」
「え~っ。中島さん、冷た~い」
「ゴメンね?でも2人で食事とかって、ちゃんと付き合ってる彼女とだけにしたいから」
だの…
その度に、衣笠ちゃんが中島くんの受け答えに、きゃあきゃあはしゃぐ
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