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言葉なんて何の意味もない
本当の事など分からないから
言葉なんて何の価値もない
本当の気持ちなど伝わらないから
桜吹雪の舞う夜に
僕はひとり公園のブランコに揺れる
なぜ人は信じる事しかできないのだろう
心が通じればもっと解り合えるのに
なぜ人は信じる事すらできないのだろう
人は信じる事でしか心を通わせられないのに
人は淋しさと孤独だけを友として生きていかなくてはならないのか
嗚呼
僕の心を締め付けるのは
微かに軋む鉄の音
僕に君を思い出させるのは
はらはらと舞う桜の花びら
言葉なんて何の意味もない
本当の事など分からないから
言葉なんて何の価値もない
本当の気持ちなど伝わらないから
それでも
あの舞い散る花びらの数だけ
君に言葉を贈ろう
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