プロローグ

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駅の近くの商店街の裏通りにその雑貨屋はあった。 僕は母さんに頼まれていた買い物を済まし、ふと、裏通りにひっそりとたつ雑貨屋の存在を思い出した。 まだ夕飯までには時間があるし、ちょっとよってみるか。 カウベルが鳴るドアを潜り抜け、中に入ると、色とりどりの食器やアンティークがところ狭しに並べられている。 時々、手に取りながら品物を見ていると変わったものをみつけた。 それは、長さが10センチほどの金属でてきたであろう、鍵の形にも似たものであった。 先端は曲線を描いており、地球儀やリボンや花など、頭頂部に付いていた。 僕は目に付いた、地球儀が付いてるものを手に取ろうと、手を伸ばした。
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