0人が本棚に入れています
本棚に追加
駅の近くの商店街の裏通りにその雑貨屋はあった。
僕は母さんに頼まれていた買い物を済まし、ふと、裏通りにひっそりとたつ雑貨屋の存在を思い出した。
まだ夕飯までには時間があるし、ちょっとよってみるか。
カウベルが鳴るドアを潜り抜け、中に入ると、色とりどりの食器やアンティークがところ狭しに並べられている。
時々、手に取りながら品物を見ていると変わったものをみつけた。
それは、長さが10センチほどの金属でてきたであろう、鍵の形にも似たものであった。
先端は曲線を描いており、地球儀やリボンや花など、頭頂部に付いていた。
僕は目に付いた、地球儀が付いてるものを手に取ろうと、手を伸ばした。
最初のコメントを投稿しよう!