氷+鏡+最強

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「私の方が能力使ったわよ!あの牢の維持かなり疲れるのよ?」 無機質な廊下に足音と口論を反響させながら2人は目的の部屋を目指す。 やがて目指す場所、局長室に到着した。 シノのノックの後に「どうぞ」と返答が来る。 「失礼します。」「うっす。」 各々挨拶をしながら部屋に入る。 部屋には既に2人の男がいた。 1人はイスに座りこちらに目をやるメガネをかけた落ち着いた雰囲気の局長、ソウイチである。 もう1人は局長とデスク越しに向かい合って立つ巨躯の男だった。 「お!エイタじゃねぇか!」 ケイトが声をかけるとその男は振り返った。 「よっ!ケイト、それにシノ。久しぶりだな。」 振り返った男はその巨躯に似つかわしくない穏やかな笑顔で答えた。 「本当に久しぶりね。長期任務お疲れ様。」 シノも先輩であるエイタに言葉をかける。 「ああ、俺といえども大変だったぞ。今回の任務ではな…」 「挨拶はそれくらいでいいだろう。そろそろ用件を伝えたい。」
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