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エイタの言葉を遮るようにソウイチが口を挟む。
「あ、失礼しました。」
「すいません、つい…」
「で?次の任務は?また能力者の逮捕か?」
ケイトだけ全く反省の色はなく話の先を促す。
「うむ、今回は逮捕ではない。要人の警護にあたってもらう。」
「警護…ですか?」
3人は少し意外そうな様子だ。
それもそうだ、"ワイパー"は基本的に能力者の取り締まりや能力者でないと対処できない非常事態の解決を扱っている。
なのに警護を担当するということは…
「能力者が絡んでると?」
察しのいいシノである。
「そう、詳しく話そう。」
それからソウイチが事件の全容を説明した。
ソウイチ曰く、近頃各界の有力者が次々と暗殺される事件が相次いでいる。
そして暗殺後は証拠隠滅のためかその建物は破壊されている。
その倒壊した建物は柱がキレイに切断されていて、断面を調べると少し焼け焦げていたそうだ。
遺体の傷口も焦げていたそうだ。
警察の見解では武器はレーザーのようなものとのこと。
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