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もしもあのキノコが惚れ薬とかそんな感じの物だったとしよう。
だったら昨日の態度とは真逆の今の彼は、まがい物か。
仲良くできるのは嬉しい。
けど、それが彼の本心では無いのなら話は別だ。
俺が好きなのは、思い通りになる彼じゃない。
そのまんまの朝霧だけだ。
何かの作用で惚れられてもちょっとしか嬉しくない。
それよりだったら嫌われてる方がまだマシだ。
無視だけはちょっと堪えるけど。
だから吐き出してくれ!
「それなら安心しろよ」
唐突に朝霧が言った。
「昨日はさ、からかわれてると思ったんだ」
「え?何が?」
吐き出せからどうしてその話に戻るんだろう。
あと、俺がからかう?何故に?
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