道端にさ

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それからね、 またとびっきり素敵なものを拾ったんだ! すごく綺麗なビー玉 こんなに鮮やかに輝くのには、滅多にお目にかかれない。 早速コレクションに加えよう!そう思ってポケットに入れたんだけど、ふと赤ちゃんの泣き声に気付いたんだ。 赤ちゃんのお姉さんかな、お母さんの代わりに一生懸命あやすんだけど、赤ちゃんは全く泣き止まない。 ふっと思い付いて赤ちゃんにビー玉を見せてみた。すると食い入るように見つめて、すうっと泣き止んでからきゃっきゃっと笑い始めた。 ぼくのコレクションより、この子のおもちゃになった方が良いだろな。 惜しいような気もしたけど、僕はそれをお姉さんに手渡した。 きっとこの先もっと綺麗なビー玉が見つかるさ。 それよりもなによりも、嬉しそうに笑った赤ちゃんの顔と、有難うと微笑むお姉さんの顔が見れて嬉しくなったんだ…!
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