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勘違い真っ只中に撮ったアレウスとのツーショット。
照れくさそうに映る俺とか嫌な思い出…と言うか、トラウマ。
未だにその写真がアルバムにあるのは、楽しかったあの頃の方がトラウマに勝るから。
俺は立ち上がって、グッピーを眺めてるアレウスに近寄って、アレウスの右肩に手を置いた。
「お前の子が産まれるの、楽しみにしてるよ」
アレウスが「あぁ?」と言いそうな表情で振り返ったと同時にそう言ってやると、今も変わらないビジョンブラッドのルビーのような目を見開く。
と、同時にアレウスは楓ちゃんの所へダッシュし…。
「楓ぇぇ!!」
「うわっ、ちょ、いきなりなんなの!?」
押し倒す勢いで抱き付いた。
「お前おめでたかぁ!? なんで俺にじゃなくキュイラスに先に言うんだよ! 何ヶ月目だ!? あの夜かっ!? あの濃密な夜なのかっ!!?」
「はぁああ!?!」
「お前が珍しく積極的かつ大胆に俺を誘っ」
「あ――――――っ!!!」
…………………。
そう言うつもりで言ったんじゃないけど…綺麗に誤解されたみたい…。
「あー、ごめんごめん。 そう言う意味じゃないよ、アレウス」
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