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「左右官総統はどうだ?」
今度はキュイラスさんとシグルドさんに問いが投げかけられる。
「ベリアルさんが幹部になるならRIVIROにも箔がつきますからね」
「そうだね。 アレウスの妹だし、ベリィちゃんなら組織の動かし方も知ってるだろうし、仕事はやりやすそうだよ」
どうやらキュイラスさん達も異論はないみたいで、その場が一旦落ち着こうとした時、アレウスと視線があった。
「楓。 裏闇の妃としてはどうだ?」
「私? ……私としても幻影の能力者の女王であるベリィさんがRIVIRO入りするなら、RIVIROには有益になると思う」
そう、ベリィさんに罪はないと認定されて、あのままROYAL CROWNに加盟したままなんだ。
つまりベリィさんも"王"であり、王として認められている人がRIVIROでアレウス、シグルドさん、セレスさんに加えベリィさんの4人になる。
これは明らかにRIVIROにとっては有益で、絶大な権力を有すわけで……裏闇の妃として判断するなら当然の判断。
私もこの2年で裏闇の妃として多くを学んだわけだし。
……でも。
(セレスさん……大丈夫かな…)
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