★第1話

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  「兎に角!!」 アレウスは声を張り上げ、ゆっくりと立ち上がった。 「幹部が2名入ったからって結束に乱れが生じないよう、各々気を改めるように。 特にジン! テメェは色々自重しろ!」 ビシィ!っとアレウスはジンさんを指差し、ある意味の問題児扱いをした。 ジンさんはと言うと相変わらず無表情で、あのアイマスクをずりさげて。 「え――…卑猥なアゴヒゲさんも自重すべきですよ。 キモヒワイですしぃ」 「なに、キモヒワイって。 人のヒゲを卑猥物扱いした挙げ句、解せないボキャブラリーの発表をして、なおかつ俺を当然のように巻き込むな」 キュイラスさんが滑舌良く早口でつっこんだ。 今日もRIVIROは平和。 そんなやり取りを眺めていると視線を感じ、送られてくる方を見てみるとベリィさんと目が合う。 ベリィさんは私が気付くと、アレウスと似た雰囲気の微笑みを浮かべた。 新しい幹部がベリィさんか。 RIVIROに吹く新しい風…。 フィルマって人もどんな人なのか楽しみだし、なんだかより一層楽しくなりそうだなぁ。 第1話 完  
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