楽望少女と転校生

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「おか、しいよ…」 どうやら私は夢から醒めたようだ。 子供の頃の夢だったような気がする…。 ……。 「クスクス…」 「…何か寝言いってるよww」 ……/// 寝言喋ってたのか/// 私は何だか恥ずかしくなって、教室を出て行った。 「また、あの夢かぁ…」 いつも見る、初めて友達をなくした時の夢。 まるで私に当て付ける様に、この時の事を思い出させる。 小学5年の頃の記憶なのだが、何度思い返しても理不尽だと思う。 今更な話だが、そもそも何故それだけの理由で私から離れていくのだろう。 まぁそういう人たちだった、としか言えないのだが。 人の性格や感覚は人それぞれなのだ、言ってても仕方ない。 私はきっとあの頃から、友達はいない…。
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