戦場に咲く花

15/32
130人が本棚に入れています
本棚に追加
/526ページ
ギャロップ操縦室 急な砲撃に操縦室内は騒然としていた。 「何処からだ!?」 「ちょっと待つネ…… 12時!距離約2000ネ!」 「機動音聴知!大型歩行音4個!! コチラに向かって来ます!」 「迎撃態勢!!全砲門開け!! 【MS隊も発進】だ!」 「待て! そんな命令、私は出して無いぞ 【MS隊を無事に届ける】のが任務だ!! 貴様!軍法会議に!」 バグズ大尉が横槍を入れると ラーバン予備中尉が無言で バグズ大尉の前に立ち塞がる 「ラーバン!! …良いでしょう。なんなりと… ですが今はそれ所ではありません!」 その時、 命令の撤回出来ないタイミングで 「コチラ、フント1! イッグヴォルフ隊発進準備よろしい!」と 命令に即応したハンスからの通信。 バグズ大尉は「グゥ」と引き下がると ブラニコフ予備大尉は マイクを掴みズイっとコンソールに乗り出す 「喧嘩だ!存分にやってこい!」 ブラニコフ予備大尉は低く言った。 僕はその声にゾクッとした この人、 【カタギの人間じゃない】と。
/526ページ

最初のコメントを投稿しよう!