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時に前提を崩し、すべてを無に返してしまうことを、
変えるということを、
そのドミノ倒しのように歯止めの利かない羅列した事象を、
そして、気を付いた時にある現実を。
夢の中で見ていた世界との落差の激しさと、
ふと気が付いた現実の虚しさと、ある、という痛み。
そこにいて、普通に歩いていける私という恵まれた存在が、
ただ、頑張るという一言を吐き出せずに、
才能だけを行使してしまった歪な世界を。
悔いて嘆いても何も変わらないものを、
けれどそれでも、信じる、と、求めてくれたものが、
たとえそれで終わりという化物であっても。
帰ってくるのは、なにも変わらない世界。
でも、それが無駄なんかじゃないって、
それだけを、伝えたくて。
いや、本当は違う、そして。
だって、誰だって綺麗な世界だけを見続けられるわけじゃない。
だから、私が。少なくとも、シキ、貴方には。
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