一、時を超えて

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「う…ん…!?」 私は目を覚まし、 起き上がりって辺りを見渡した。 見覚えのない和風な部屋、 そして、着せられている着物… (ここはどこ…? 着物なんて着てたっけ…? それ以前に、何してたんだっけ? 記憶を辿るが、修学旅行でグループ行動してたこと以外、何も思い出せない… うーん…ここで何してたんだろう… とりあえず皆を探そう。) そう思い部屋を出ようと襖の前に立った瞬間に、 目の前の襖がいきなり開いたので、 慌てて布団の方へ戻ると、 笑みを浮かべた優しそうな青年と、 仏頂面の人が入ってきた。
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