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「たいむ…何だそれは? それより、どこから来た!名を申せ!」
と優しそうな青年の手を払い、
片膝を立て、
刀に両手をかけながら聴いてきた。
(なんか…この人怖いな…ってか名を申せって…)
「自分から名乗るべきでしょ…」
最後の部分が声に出ていたらしく、
2人は顔を見合わせて、順に名乗った。
「…俺は土方歳三だ。」
「僕は沖田総司です。」
(やっぱりそうだ…
私、タイムスリップして、
新選組の屯所に来てるんだ…)
武術を一通りやってきたから、
少しだけこの人達が普通の役者と雰囲気が違うことがわかった。
私が口を開いた瞬間の土方さんの殺気がすごかったし…
(!?
じゃ、じゃぁみんなは…?
みんなはどこにいるの?)
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