恐怖心(仮)

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【今川義元・三浦義就】     「義元様。このまま流民が増え続ければ…」   「大量増員だね。」   「いえ。…食糧も底尽き… このまま行けば今川家は破滅に。」   「うむ。そろそろだね。」   「はい?」   「さて、    【国を拡大する時】         が来たね。」   「っと言いますと?」   「解らない?」       義元は立ち上がり腕を組むと更に言葉を発した。     「【此より尾張へ侵攻致す。】」       今川義元から命が下された。       【尾張・伊勢神宮・信長】     「湾の船行きを教えよ。」   「あの皮鎧は伊勢湾全体から今川領地に送られてます。」   「敵に武具を流すとは…」   「仕方なしに。ワシ等も銭無くては生活出来ん。 して外宮の亀田らは今川になびいたんじゃ。」   「銭?今川の権威じゃろが。」   「権力のある今川じゃ。ワシ等内宮は…」   「…。」     「…もちろ」 「えいッ!!」   「へ?」 「言わんでえいッ!」     『糞ッ!  策を練らんとだんだん今川に取られちまう…        糞がッ!!』  
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