恐怖心(仮)

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永禄2年(1559)   今川義元は 皮革輸出規制策をしき 戦支度に入ったのだった。   【皮留め】と呼ばれた。       「久五郎!」   「小平太か。どうした?」   「今川が俺達の武具品を全部買い占めやがってる!」   「…確かにこっちから船が出るばっかで入ってこんな…」   「これはやべーぞ…」     「そのやべーよりあっちのやべーの方が重傷だぜ?」   小藤太が言うと信長に指を指した。   「溜め息ばっかじゃ」   「…あれは…恋だな。」   「ブハッ!濃が怒るぜ?」   「吉!元気出せや。」   「…。今川が来る。」   「なんだその事か。おりゃてっきり女か」     ガッ!!     「じゃっかぁしぃわぁっ!!」   「おい!吉止めろ!」 「おいおいおい…」 「なんで小平太殴られてんだ?」  
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