恐怖心(仮)

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  「兵を集めいッ!!」     「よくぞこれだけ集まられた。」     「いざッ!武功を立て今川家に忠誠を示そうぞッ!!」 「オーォォォッ!!」     今川軍。 尾張へ向け各部隊集結。 侵攻開始の採が振られた。       「お?兄さん戦好図家か?」   「いや…ちょっと…」   「何してはるん?」   「ワシ織田家の侍大将になりたくて、ちょっとでも助けがしたいんです。」   「ははぁん。出世を狙っとる訳やな!」   「あ、ワシ木下藤吉郎と言います。」   「あんたもよう喋りますなぁ!ほなまた会ったら宜しゅうに。」     『この大軍は何を意味するか… 勝てる戦は大軍を起こし はなから負ける戦は小軍で乗り切る。 最も判りやすく その大軍は圧倒させ、民への信頼感を掴む。 そしてこの 今川治部大輔は負け戦だろうと 大軍を起こし士気を上げ それがやがて信頼感を産む。 天武の才。 今川治部大輔義元。 約15000の大軍にて駿府城を出立。  木下藤吉郎は見ゆる。 あれは、 まさに雲霞の如く。』   -木下 藤吉郎 秀吉- 桶狭間の戦い時 百姓農民で有った。 後に羽柴秀吉 豊臣秀吉と名を変え天下人となる。  
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