恐怖心(仮)

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【津島・津島商15家】   「お集まりか。」   「存じの通り、 我等尾張へ今川が侵攻された。」   「織田勢力は今川の5分の1にも成らず…」   「…。」     「津島四家七名字。 50年と少し。 …織田桃巌信貞が我等津島を独占した時から 我等はみるみる拡大して行った。」   「うむ。織田の銭の支配に。これ程までに成長を続けた。」   「信貞が子の信秀にて津島商15家に。」   「お分かりか? 【織田無くして津島は成り立たず】」       「今川に津島取られし時が 【津島の破滅】で有る。」     「意見がまとまった。 では無いな。 意見が一致した。である。」     「我等津島15家は織田家有ってのモノである。」   「織田に勝利を。」   「信秀が子。うつけと呼ばれた信長。 商をせしめた政。」   「米は空腹を満たし 銭は欲を満たす。」   「織田家に欲を満たすのが津島商の役目である。」       津島15家。 今川への寝返り 誰1人能わず   織田家一点忠誠を誓うので有った。  
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