恐怖心(仮)

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【尾張・信長】   「小藤太!小平太は!?」   「吉!小平太がまだ来とらん!」   「…。」   「何処に居るんやアイツ…」   「吉!これ以上待ってられねぇ!」   「…。」     「吉!何処行くんや!」   「探すでや!」     小平太は清洲城下の塀に1人で凭れかかって居た。     「吉…。」   「行くでや。」   「おれ…吉が悩んでんのに…おれ…」   「お前はワシの友だで。」   笑顔が零れる小平太は 言葉を発した。   「おれが大将首貰うからな!」   「フッ。やってみよ。」   「一番首は俺に決まっとるだがね!」     小平太。信長に連れられ 遅れて集結に 仲間の笑顔が飛び交ったのだった。  
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