蜂谷桂介

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しかし、さとるくんからの返事はなかなかこなかった。 まあ、平日の昼間だし。 仕事、あるいは学校か何かで忙しいんだろう。 返信のないまま、俺は残りの授業をぼーっとやり過ごした。 やがて、本日最後の授業終了を告げるチャイムが鳴った。 俺は他の誰より早く教室を飛び出し、駅へ向かった。
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