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俺が語り終わったとき、積は目を輝かせてこちらを見上げていた。
「さすがです!!」
積はにっこりと笑った。
「試したりしてすみませんでした。
でも、あの有名な高校生探偵が、本当に桂介くんだって確信がほしかったんです!!
高校生探偵、蜂谷桂介は僕の憧れでしたから!!」
――高校生探偵か、懐かしいことを覚えてるやつがいるな。
積は興奮したように腕をブンブン振っている。
「あっ! お兄ちゃん!」
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