小臼屋積

4/7
前へ
/64ページ
次へ
俺が語り終わったとき、積は目を輝かせてこちらを見上げていた。 「さすがです!!」 積はにっこりと笑った。 「試したりしてすみませんでした。 でも、あの有名な高校生探偵が、本当に桂介くんだって確信がほしかったんです!! 高校生探偵、蜂谷桂介は僕の憧れでしたから!!」 ――高校生探偵か、懐かしいことを覚えてるやつがいるな。 積は興奮したように腕をブンブン振っている。 「あっ! お兄ちゃん!」
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加