…彼の秘密…

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玄関の門は鍵がまさかの開いていて、すんなり入ることができた。 (家の鍵を閉め忘れるなんてチャンミンってちょっと抜けてるとこあんのかな) とか思いながらダッシュで階段をかけ上がる。 チャンミンの部屋はどうやら鍵が閉まっているようで、少し外から様子を伺うことにした。 耳をすませて聞いていると、途切れ途切れだが女の人が「この子……とこな…にっ!…ど…して…なたはそんな…まだ…のこならお…たいと思うかも…い…ど…いにちまい…ちがっ…うから帰ってきたら…そうの?…たしじゃダメな…」て叫ぶと、オッサンが「お前なんかよりこいつのほうが気持ちいいんだよ!…それにお前みたいな淫乱よりこいつに無理やりするほうが萌えるんだ…痛がってる顔もそそるしな…」 オッサンの声はハッキリ聞こえた。あ~なるほど…このオッサンゲイな訳ねー。と考えていると (じゃあ抱かれてんのは誰だ…?) ふと頭にうかんだ。 この部屋はチャンミンの部屋。 あいつは人一倍スキンシップを嫌がる。 そして、この後すぐ俺の疑惑が当たっていることが分かった。
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